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2020年03月14日
根管治療の保険改定による治療費の増額について 連載その1
こんにちは。ほり歯科クリニックの院長の堀です。
日頃力を入れている根管治療について書かせて頂きます。
連載その1 保険診療における根管治療費の増額について
連載その2 根管治療の内容と費用について
今回は連載その1です。
保険改定により令和2年4月より根管治療費用の加算及び保険適用範囲が拡大されます。
それにつき、症例により、現状もしくは他院と比べて治療費が高くなる場合がございますので詳細をお伝えさせて頂きます。
根管治療では、通常マイクロスコープ (歯科用顕微鏡)やラバーダムは必要性が高いにも関わらず、保険では適応となっておらずほとんどの歯科医院で使用されていないのが現状です。当院では開院当初より全ての患者様にラバーダム、マイクロスコープ を使用した根管治療を行っていましたが(これらを用いない根管治療は本来正しくない事、成功率が著しく低くなる場合があるため)、そのコスト、技術は保険で収入を得る事できないのが現状でした。
今回の改定にて、大臼歯においてマイクロスコープ 及びC Tを併用した治療に対する評価が見直しされ保険診療として認められる事となりました。(以前から一部の特殊な場合において部分的に使用による加算がありましたが、今回基準が見直され、適応範囲が拡大しました)」
つきましては、今後の当院の根管治療においては、マイクロスコープ とC Tを併用した根管治療費用として自己負担額がこれらを用いていない治療、歯科医院と比べておよそ5千円程度高くなる事となります。(1本あたりの根管治療における複数回の治療の総額になります)
患者様の負担が増える事は申し訳ないところではございますが、正当な評価を持って正しい治療、再治療によりなりにくい確実な治療を行っていきたいと考えておりますので、ご理解、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
次回は連載その2について書いていきます。